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肛門尖圭コンジローマ

肛門尖圭コンジローマとは

肛門尖圭コンジローマは肛門のまわりにイボができる病気です。
尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発生します。HPVは人間の身体にできるイボのほとんどの原因であり、現在150種類近く確認されていますが、尖圭コンジローマの原因は主にHPV6型と11型です。感染したら潜伏期間(数週間から8ヶ月)を経てイボができはじめます。
肛門以外にもこの尖圭コンジローマができる場所は、男性の場合は主に亀頭の先端部分や冠状溝といわれる辺り、包皮の内側や外側、陰のう、陰のうと肛門の間、尿道口、肛門のまわりや肛門内などです。
女性の場合では、腟の入口、小陰唇、子宮腟部、肛門周囲にイボがよくできます。
イボの色は白、ピンク、茶色、黒色とさまざまで、大きさは径1~3ミリ前後が多いとされています。イボは乳頭状(乳首のような形)のほか、ニワトリのトサカやカリフラワーのような状態になることもあります。

肛門尖圭コンジローマの症状

尖圭コンジローマは自覚症状がほとんどなく、かゆみや痛みなども無く、いつ発病したかはっきりわからない人もいます。感染した時期や誰から感染したかを特定するのは難しく、予防にはコンドームの使用が有効です。
尖圭コンジローマは良性の腫瘍の一種なのでまれに自然治癒することもありますが、多くは増殖していきます。また、もしHPV16型、18型に感染すると、男性の場合は陰茎がん、女性の場合は子宮頸がんに進行する恐れがあります。

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良性の物かがん化する可能性があるものかは診察してみないとわかりません。
しかし自覚症状がなく恥ずかしさも手伝い、専門医を受診する機会を逃し、イボがかなり増えたり大きくなるまで放置される方が多くいらっしゃいます。もしかしたら、と思ったら専門医を受診するようにしてください。

尖圭コンジローマの治療

治療法としては、外科的療法と薬物療法が挙げられます。外科的療法には外科的切除、電気焼灼術、凍結療法、レーザー蒸散術といった種類があります。

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